床が凹む和室、真壁リビングの家をリノベーション

2020年4月中旬~6月末のブログ割り適応案件「築50年以上の家の水回りの設備一新+間取り変更などなど」の記事です。

Optima代表
こちらの工事はブログやチラシなどで宣伝に使わせてもらうという条件で大幅値引きで工事させていただいております。

リビング

柱が見える真壁で造作の収納棚のあったリビング。収納部分と奥の廊下を部屋に取り込み1坪ちょっとの拡張となりました。
また、築50年を超える大きなお屋敷で1階の部屋の天井まで約3mあったので、リビングの天井は2.7mに変更し、隣になる洗面所とストッカー置き場になる廊下を通常の高さ2.4mにすることで、高さ1.3mくらいのロフトスペースを作りました。2坪程度あるロフトはリビング側に手摺兼テーブルを集成材で造作し、子供がテレビを見ながら宿題をしたりするスペースになりました。また、部屋が広くて伝わりにくいですが、壁掛けテレビは65インチの大型で、裏にはアダプターや無線ルーターなどが入れられるスペースを設けて取り付けています。
写真ではまだ設置されていませんが、タイルのスペースに薪ストーブ(専門店で設置・約100万円)がこの後取り付けられました。
普段は人数が少ない家ですが、本家ということもあり、盆正月にはすごい人数が押し寄せるため、リビングには大きな収納が欲しいというご要望がありましたので、1間のクローゼットにクローゼット内を活用できるように収納棚を取り付けました。また、普段は表に出さない充電式の掃除機もクローゼット内に充電しながら収納できるようにしてあります。
クローゼット内収納は用途に合わせてパイプを2段にしたり、引き出しを付けたりコートゾーンとシャツゾーンを分けたりなど色々な組み合わせが可能です!今回は引き出しを少しとコートを少々、シャツは2段という組み合わせで一番上にも物が置けるようになっています。

築50年以上の家 リノベーション後のリビング – Spherical Image – RICOH THETA

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キッチン

30年前に半間増築して作ったキッチンとのことで、キッチン本体は床下が以前の基礎からはみ出した束石でできた部分に設置してあったため、冬場は毎日水抜きしてから寝ないと凍結してしまうという状態でした。また、壁に向かって調理したくないというご希望もあり、基礎の内側に収まる位置に配管ができる対面キッチンにすることになりました。通常の対面キッチンは非常に高価なので、今回は腰壁を造作し、I型キッチンをアイランド型に作り替えて設置しました。天吊タイプのレンジフードはそれだけで30万円!という超高額仕様になるので、ここも実は下がり壁を造作して通常の壁付けタイプのレンジフードを加工して天吊風に。油跳ね防止のガラスも耐熱性の高い専用のガラスを特注で加工して取り付けてあります。キッチンのカラーと造作壁のカラーが一緒なのは、LIXILのクリエカラーを選んでいただき、建具用にLIXILから提供されているシートでキッチン回りは仕上げたため、造作とは思えない仕上がりとなっております。
このキッチンは実は床が2cm程度の勾配になっており、この部屋は解体の予定になっていなかったので、キッチン側だけ合板で12mmの段差を付けるなどの工夫でなるべく水平に近づけました。
段差を吸収してもらうために、リノベーション用の段差見切り材を使ったりキッチン側とダイニング側で床のクッションフロア材を変えるなどして段差に意味があるように工夫することで、違和感を軽減させるなどの工夫もしてあります。
また、ダイニングのテレビも壁掛け化し、こちらはアームで角度や方向を自由に動かせるタイプにいたしました。これにより、普段はキッチンに向けてテレビを見ながら料理をできるようにししていて、大勢の人が来た時には隣の土間のある洋室との間仕切り引き戸を全開にして、テレビを皆が見れる方向に向けたりもできます。バーベキューの時など、キッチンと土間のある部屋が大活躍するので、テレビでYoutubeを流しながらわいわい楽しく過ごせる仕様です!
普段人が少ないけれど、盆正月にすごい人数が押し寄せる本家ならではの活用方法です!

キッチン – Spherical Image – RICOH THETA

和室→洗面所・ユニットバス・ストッカー置き場

水回りの臭いが気になるという事で始まった今回のリノベーションの一番の変革はこの和室→洗面所になります。
広いお屋敷のため、水回りを離れに作ってあったのですが、そのため家事動線がめちゃくちゃになっていました。そのためセオリー通りに水回りは1ヶ所にまとめる!という意味も込めて、使わずに物置になっていた日当たりの悪い6畳の和室を洗面所とその裏の廊下の一部を洗面所とユニットバス、さらに大きなストッカーを置くためのスペースに変更しました。
解体していくと、水回りではないこの部屋の床下だけ、シロアリにやられていました。別の部屋にはシロアリの被害は広がっていなかったので、こちらの部屋も下地全てやり直しでしっかり作り直しまた。
洗面スペースは約1.5坪、収納力を最大限にするために、ベーシックな洗面化粧台ですが色だけクリエカラーに変更させていただき三面鏡仕様に。その上にワングレード上のモデル用のアッパーキャビネットを2個並べて取り付けました。その収納力は洗剤のストック、スポンジ類のストック、などなど普段使わないものを沢山入れてもまだスペースがあるとのことです。また、費用を抑えつつ見た目はグレードの高い化粧台のように見えるというメリットもあります!
洗面化粧台の背面には更に収納棚スペースを設け、バスタオルかけ、タオル類のストック、小物類を入れるスペース、などなど活用しやすいスペースになっています。
ユニットバスも同じクリエカラーのポイント壁にしてあるので、建具だけでなく水回りの設備全てが同じカラーで統一されています。ここまで統一できるのはLIXILのクリエカラーくらいです!
ストッカーは廊下に設置し、洗面所とはドアで仕切りました。ストッカー用に小型の壁照明を取り付けたので、暗い時でも中をしっかり確認できます。

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小便器もある広すぎて寒いトイレ → 使いやすく暖房しやすいサイズのフルオートトイレ

トイレは男性用の小便器もあり介護にも適した仕様ですでに作られていましたが、とにかく排水の臭いが酷く家主もなるべく入らないで外の小屋のトイレを使っていたというほどの状況でした。また、冬場はとても寒いという事もおっしゃっていました。
そこで、出番のほとんどない小便器をなくして車いすでも入れる仕様はそのままに部屋を小さくするというプランで進めました。部屋を小さくする理由は実はもう一つあり、和室をユニットバスにする際に現状のトイレのサイズだとユニットバスに窓が付けられないという点への対応にもなっています。マンションなどではユニットバスに窓が無いのは当たり前ですが、地方の大きな家でお風呂に窓が無いと不思議に思われるというのも地域性ですね!
また、介護は現在家で行っていないとのことでしたが、手洗いは自動で出るタイプしたり、照明もセンサー式、トイレ本体も自動開閉・自動洗浄のフルオート仕様と体の不自由な親戚の方の来客時にも配慮して、なるべく介護仕様は尊重して設計しました。
※余談ではありますが、LIXILのフルオートタイプのタンクレストイレと言えばサティスです!ですがタンクレストイレの場合、水の勢いが弱い家に取り付けるにはオプションのモーターを取り付ける必要があります。このモーターは水の勢いを強くするだけで、配管内の水の量が増えるわけではありません。なので、トイレで水を流している時には、隣の洗面所の水の出る量が極端に少なくなったりします。なのでできるだけこのモーターは使わないようにしています。また、古いお屋敷の場合、配管が13mmという細いタイプしか届いていない場合が多く今回も13mmだったので、安心を重視してロータンクモデルのプレアスLSの最上級グレードにさせていただいております。配管が20mmの場合は特に気にせずサティスで大丈夫ですよ!

 

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天井が高いうえに湿気で畳が凹む6畳の和室 → クローゼット付きのふつうの8帖の洋室

北側で6畳の和室だった上にしばらく物置状態になっていたため、畳が湿気でブヨブヨの状態になっていました
大きな窓が1つあり以前のリフォームでペアガラスの断熱窓にはしてあったのですが、元が悪かったためかフレームが歪んで隙間風状態でした。
今回のリノベーションで奥の部屋の押入とこちらの部屋の押入を解体し部屋を1坪拡張し、隣の部屋の収納をこちらの部屋に取り込んで1間分のクローゼットにする。また窓は最新式の断熱窓に再度交換しつつ歪んだ出窓を強制し、さらに部屋の隅にもう一つFIX窓を付けることで北側の部屋でも明るさを確保するというプランで進めました。
天井が高いため、通常の2.4mで新しく天井を敷いていくと屋根裏がとても広くなり暑さ寒さの原因になるため、天井にもしっかり断熱材を入れました。また、2枚目の窓がつくと、いきなり部屋が明るくなり、北側の部屋でも窓が増えると十分明るくなることも立証されました!
※クロス張替えのみの和室3部屋の物を移動しながらのリノベーションだったので、この部屋は綺麗に片付いた状態で写真が撮れませんでしたがご了承ください。

アルミの玄関引き戸 → 断熱仕様の玄関引き戸

こちらの玄関はメインの玄関ではなく、あくまで普段使いの勝手口的な玄関でした。ですが、キッチンや土間の部屋のサッシ類はすべてペアガラスの断熱仕様になっているのにも関わらず、この玄関引き戸はアルミで隙間風まで入ってしまう激寒仕様のままでした。どれだけ暖房を焚いても、玄関が開いている状態だったら部屋全体がしっかり温まるなんてことは無いですよね!アルミは熱しやすく冷めやすい金属です。外が-10度ならアルミも-10度になります。暖房で温めると一旦熱くなりますが、外の冷気は無限ですので、温めても温めてもすぐに-10度に戻るという事は理解できると思います。
部屋の中に穴が開いているのと同じです。ですので、そこをしっかりと断熱仕様の引き戸に交換することで、土間のある部屋でも暖めやすくなるという事を目的とした玄関引き戸交換です!今は暖かい時期なので、玄関が新しくなった!くらいの感想だと思いますが、冬場にその効果は実感できるはずです!

リノベーション前後の間取りの解説

本家として受け継がれている大きなお屋敷のため、普段は少ない人数で生活していますが、盆正月には大人数が押し寄せるという条件のため、3つある和室の8畳間は年に数回だけではありますが、なくては困る場所です。その3つの部屋に日当たりの良い場所を譲るかたちになってしまっている生活スペースの改善が今回のリノベーションの根幹になります。

大きいお屋敷のため、南向きの正面玄関に対して奥の部屋はほとんど日が当たりません。旧間取りのキッチンからトイレ方面に繋がる廊下はいつも真っ暗の状態なうえ、照明も無いけれど、キッチンからほかの水回りに繋がる最短ルートでしたので生活動線的に一番使う廊下でした。この廊下が寒さの最大の原因で、床下に断熱材は無く、日も当たらない、その上距離もあるため、キッチンからトイレに行くまでに足も体も冷え、更に冷え切った広いトイレで用を足すため、寒さの印象に拍車がかかっていたのだと思います。※断熱を十分にしても断熱は暖房ではありません。温めていない部屋が暖かいことはないので、トイレなどもしっかり使うときには温めるようにしましょう!

*****この文章は現在編集中です。*****

Optimaは安いだけではありません!!

今回のお客様は予算が少ないので設備に関しては安ければどんなものでも大丈夫です!とおっしゃっていてましたが、水回り一新で初めての一軒家という方に「一番安いキッチン、一番安いユニットバス」を進めることはいたしません。
安かろう悪かろうでは、設備を熟知したリフォーム店ではありません。一人暮らしで全くお金もなく、壊れてしまったからキッチンを交換したいけれど5万円も出せないと言っている場合は「機能回復」ですので仕様を抑え価格を抑えるという事もいたしますが、初めての一軒家、子供と一緒に快適な生活!という事を抱いているお客様に、20年先まで使うわけですので、悔いのない設備でご提案させていただいております。※キッチンやユニットバスの部材に詳しくなければ、同じグレードの商品でも無駄に高くなっていることがあると知らない場合があるんです!例えばユニットバスの中の標準の取っ手が1万円もするって知ってました?そんないろいろな項目を駆使して、価格を抑えつつ商品グレードを上げるというのがOptimaの得意分野なんです!※詳細は商談で!気になる方は是非お問い合わせください!

Optima代表

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